オープニングトークセッション: サイエンスイラストレーションの世界へ
後援: Tane+1., LLC, University of Toronto, Johns Hopkins University Art as Applied Medicine, 東北大学脳科学グローバルCOE
実践 medical illustration! ~裁判員裁判を通して~
2009年8月に行われた全国初の裁判員裁判では、殺害された被害者の傷の状況を説明するために14枚の3DCG画像が証拠と使用されましたが、その画像を全て制作させて頂きました。サイエンスイラストレーションは中途半端な知識・意識では決して出来ません。研究者と同等或いはそれ以上に専門知識を学ぶ必要があります。
今年1月には東京大学医学部公認として初めて、Johns Hopkins大学Department of Art as Applied to Medicineに短期留学生として伺いました。Johns Hopkins大学側としても80年近くに渡る学部の歴史で初めての短期留学生となりました。また2月には、今回の講師であるDavid Mazierski先生がいらっしゃるToronto大学Division of Biomedical Communicationsも1週間見学した他、本場アメリカ・カナダのプロダクションにも多数伺ってきました。
5分間と非常に短い時間ですが、海外での教育現場・実践現場を経験し、日本での実務も経験したことを踏まえ、日本でのサイエンスイラストレーションの魅力や課題について述べさせて頂ければと思います。
(参考URL)
名称: Art Meets Science
日程: 8月20日18:30-20:30
会場: 宮城県知事公館(http://www.pref.miyagi.jp/hisyo/hisyo_page_6.htm)
会費: 3,000円 (イラストレーションスクールの受講生の方には割引があります)
定員: 50人
(参加自由ですが、満員の際は御断りすることがあります。事前に、御名前・御連絡先を御一報頂くことをお勧めします。お車での御来場の際は必ず、御一報下さい。連絡先: sci_art@sendaibrain.org )
構成: ショートプレゼンテーションと立食パーティー
ショートプレゼンテーションは、1人5分程度のライトニングトーク形式
演者10人程度(招待+公募)
招待スピーカー: David Mazierski, 奈良島知行ほか
公募) 氏名、御職業、演題と数百字程度の概要を、下記連絡先までお送り下さい。
sci_art@sendaibrain.org
<プレゼンの申込は締切ました。参加のお申し込み、受け付けています。>
1) 理系研究者・大学院生から、御自身の研究概要とそのビジュアライゼーション(概念図、表なども含みます)を交えて語って頂ける方を求めます。
2) アーティスト、イラストレーターなどから、特にサイエンスをテーマにした作品の紹介や、その作品ができるまでについて、語って頂ける方を求めます。
3) 理系研究者・大学院生/アーティスト・イラストレーター/サイエンスコミュニケーターなどの方々から、サイエンスを視覚化したり、形にすることで、伝えあうことについて、理念・実践のどちらかあるいは双方から語って頂ける方を求めます。
会場では、サイエンスイラストレーション作品を一部展示すると共に、動画上映も行います。
注) 会場の室内は土足厳禁ですので、スリッパをお持ち頂くことをお勧めします。
主催) 仙台ビジュアルアートxサイエンス プロジェクト
協力) 東北大学大学院医学系研究科サイエンスイラストレーション・サマースクールin Sendai 2010
<追記 8/10, 11> プレゼンテーション予定者(敬称略)
David Mazierski (Univ of Toronto)
Tomo Narashima (Tane+1, LLC)
鶴巻風 (Artist, Jewelry and Science)
「科学要素を用いた芸術表現への試み」 *1
田中幹人 (早稲田大学大学院政治学研究科 ジャーナリズム・コース 准教授)
「研究者とアーティストをつなぐデータベース構築の試み」
Michael Miller (株式会社MILLER TAKEMOTO & PARTNERS, 東京大学医学部講師, 元RIKENシニアアドバイザー)
"Art, Me, and Medicine"
瀬尾拡史 (東京大学医学部・学生:サイエンスCGクリエイター)
「実践 medical illustration! ~裁判員裁判を通して~」
田中佐代子(筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻ビジュアルデザイン 准教授)
「サイエンスイラストレーション教育の試み」
菅野康太 (東京大学大学院・大学院生)
「学問と世界を繋ぎまくる『SYNAPSE Vol. 1 -ACADEMIC GROOVE-』」
大河雅奈 (北陸先端科学技術大学院大学・大学院生) 「科学者とイラストレーターが協働するために」
*1 鶴巻さん追記 芸術の領域において、表現要素を科学の素材・道具に置き換えたことにより新しい表現の可能性を発見しました。「科学技術で創作し、芸術作品として発信する」科学と芸術の分野を超えた新たな試みです。
また、当日、韓国で公募されるサイエンスイラストレーションコンテスト(賞金があるらしいです)についても、紹介プレゼンが予定されています。